先ず、米国特許明細書と日本特許明細書の
構成の違いについて説明いたします。
◆米国特許明細書の構成
(a) Title of the Invention
(発明の名称)
(b) Cross-Reference to Related Application
(関連出願の記述ある場合のみ)
(c) Background of the Invention
(背景技術)
- Field of the Invention (発明が属する技術分野)
- 2. Description of the Related Art (関連技術の記述)
(d) Summary of the Invention
(発明の概要)
(e) Brief Description of the Drawing(s)
(図面の簡単な説明)
(f) Description of the Preferred Embodiment(s)
(好ましい実施形態(具体例)の 説明)
(g) Claim(s) (クレーム)
(h) Abstract of the Disclosure (発明の要約)
(a) から (f) を明細書 (Description) ということもあります。
Description には、連番のページ番号を付けることになっています。
「クレーム」と「発明の要約」は別紙とします。
◆日本特許明細書の構成
【書類名】 明細書
【発明の名称】
【技術分野】
【背景技術】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【課題を解決するための手段】
【発明の効果】
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例1】・
【産業上の利用可能性】
【図面の簡単な説明】
【図1】…
【符号の説明】
【書類名】 特許請求の範囲
【請求項1】
【請求項2】…
【書類名】 要約書
【要約】
【課題】
【解決手段】
【選択図】
【日米の記載項目の対応関係】
次に、米国特許明細書と日本特許明細書の
記載項目の対応関係について説明します。
(【書類名】 明細書)
(Title of the Invention) *1
【発明の名称】
Background of the Invention
【発明の詳細な説明】) *2
1.Field of the Invention
【技術分野】
2.Description of the Related Art
【背景技術】
Summary of the Invention
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【課題を解決するための手段】
【発明の効果】
Brief Description of the Drawing(s)
【図面の簡単な説明】
【符号の説明】*3
Description of the Preferred Embodiment(s)
【発明を実施するための最良の形態】
【産業上の利用可能性】
What is claimed is
【書類名】 特許請求の範囲
1. ……..
【請求項1】
2. …… etc.
【請求項2】
Abstract of the Disclosure
【書類名】 要約
【要約】
【課題】*4
【解決手段】
*1 : “Title of the Invention” というタイトルは不要
名称を直接訳す (大文字、単数、無冠詞が原則)
*2: このタイトルは必須ではないが 未だ多くの
明細書に残っている。
*3: 原則として訳出不要 *この部分は訳出不要。